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妊娠発覚後に男性がやるべきこと9選|パパの心得や父子手帳についても解説

奥さんの妊娠が発覚し「妊娠中にやるべきことはある?」「負担軽減のためにできることはないか」という方もいるでしょう。また「何をしたら良いかわからない」という男性もいるのではないでしょうか。

妊娠中は、赤ちゃんだけではなく、自身の身体や出産・子育てについて不安を抱える女性が多いため、できる限りサポートをすることが大切です。

この記事では、妊娠発覚後に男性ができること・やるべきことを解説します。

目次

妊娠発覚後に男性ができること・やるべきこと

妊娠が発覚してから出産までの間に、男性ができることはたくさんあります。ここからは、男性ができること・やるべきことを9つ紹介します。

1.妊娠中の変化を把握しておく

まずは、妊娠中にどのような変化があるのか、把握しておくことでサポートをしやすくなります。母体の変化と、赤ちゃんの大きさを紹介します。

ただし、母体の変化については、個人差があるため参考程度に留めてください。

妊娠週数母体の変化赤ちゃんの大きさの目安
4週~7週・熱っぽさやだるさを感じる
・つわりが始まって吐き気がみられる
8週〜11週・気分のムラや胸焼け、消化不良、お腹の張りなどがみられる
・匂いに敏感になる
・頻尿や便秘になることがある
身長:約3cm
体重:約4g
12週〜15週・つわりが落ち着いてくる
・疲労感や胸の張りなどがみられる
・お腹が少しふっくらとしてくる
身長:約8cm
体重:約20g
16週〜19週・動機や息切れがみられる
・足がむくみやすくなる
・安定期に入る
身長:約16cm
体重:約120g
20週〜23週・胸焼けやめまい、火照りなどがみられる
・お腹が目立ってくる
身長:約25cm
体重:約500g
24週〜27週・腰痛がみられる
・転倒しやすくなる
・足が浮腫みやすくなる
身長:約30cm
体重:約800g
28週〜31週動いた後にお腹が張りやすくなる身長:約33cm
体重:約1,000g
32週〜35週・胃もたれや胸焼けがみられる
・動悸や息切れがおこりやすくなる
身長:約45㎝
体重:約2,000g
36週〜40週・赤ちゃんが出産に向けて下がりはじめる
・胃の圧迫感が緩和する
身長:約50㎝
体重:約3,000g

妊娠6週目ごろには赤ちゃんの心拍をエコーで確認できるようになり、妊娠8週〜11週ごろに予定日が決まる方が多い傾向にあります。妊娠中はホルモンの影響で、眠気が増したり、情緒が不安定になったりします。妊娠中はさまざまな変化がみられるため、寄り添ってあげると心強いでしょう。

妊娠32週以降は、赤ちゃんの発育がより進むため、お腹が目立ってきます。足元が見えにくかったり、起きる・座るなどの動作がしにくくなったりするためできる限りサポートすることが重要です。

2.つわりについて理解を深めておく

つわりは妊娠5週目頃から始まって妊娠8週目〜10週目あたりにピークを迎え、13週目〜16週目頃には落ち着いてくるのが一般的です。ただし、妊娠後期までつわりが続く方もいるため、程度は一人ひとり異なります。

つわりについての理解を深めておくことで、いざという時に奥さんのサポートができるでしょう。つわりの症状として、以下のものが挙げられます。

  • 眠気
  • だるさ
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 食欲の低下
  • 食べ物の好みの変化
  • 胸焼け
  • 頭痛 など

つわりの時期は、体調を気遣ったり家事などを手伝ったりすることで、負担を軽減できます。また、匂いに敏感になるため、どの匂いがダメなのかを聞いてあげると良いでしょう。

仕事が忙しく、家事ができない場合は、家事代行サービスなどの利用を検討するのがおすすめです。

3.赤ちゃんの成長に関心を寄せる

妊娠中に「男性が無関心」「孤独感を感じる」と悩む方も少なくありません。そのため、男性から積極的に、妊婦健診の結果を聞いたりエコー写真などを見せてもらったりするのがおすすめです。

赤ちゃんの名前の候補を考える・お腹を触るなど、奥さんと一緒に赤ちゃんが生まれるのを楽しみに過ごすようにしましょう。

胎動を感じられるのは、一般的に妊娠18週〜20週目ごろといわれていますが、妊娠16週くらいから感じ始める方もいるため、個人差が大きいのが特徴です。

4.精神面のサポートをする

妊娠中はホルモンの急激な変化によって、メンタルが不安定になる「マタニティブルー」がみられる方もいます。マタニティブルーはこれまで、産後のメンタルの不調や不安症のことを表す言葉でしたが、近年では妊娠に伴ってみられる気分の落ち込みなどもマタニティブルーと呼ばれています。

マタニティブルーでは、以下の症状が現れるのが特徴です。

  • イライラする
  • 涙が止まらない
  • 落ち込む
  • 眠れない
  • 集中力の低下など

上記の症状がみられた場合は、奥さんの話を聞いたり、買い物や洗濯・掃除などのサポートをしたりしてあげることが重要です。マタニティブルーは一過性であることが多く、10日程度で軽快するといわれています。

5.感染症対策をする・予防接種を受ける

妊娠中は免疫が低下するため、感染症にかかりやすいといわれています。母体だけではなく、赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性のあるウイルスや細菌に注意が必要です。

妊娠がわかってからは、手洗い・うがい・マスクの着用などの感染症対策をするようにしましょう。妊娠中の感染に注意が必要な感染症は、以下のとおりです。

感染症の名称赤ちゃんへの影響
麻疹白内障や先天性心疾患・難聴などの障害を持って生まれてくる可能性がある
風疹流産や早産の原因となる可能性がある
水疱瘡水痘肺炎を発症する可能性がある
性器ヘルペスウイルス感染症新生児ヘルペスを発症する可能性がある
クラミジア・トラコマチス流産や早産の原因となる可能性がある
トキソプラズマ流産や死産の原因となる可能性がある
脳や目に障害を持って生まれてくる可能性がある
サイトメガロウイルス流産・死産の原因となる可能性がある
生まれてから難聴や脳の障害などを発症する可能性がある
りんご病

流産や早産、死産の原因となる可能性がある
リステリア
梅毒

麻疹・風疹・水ぼうそうなどは、妊娠中に予防接種が受けられないため、男性が予防接種を受けたり感染予防をしたりすることが重要です。

6.育児休暇について検討する

妊娠が発覚したら、育児休暇をとるかどうかを検討しましょう。育児休暇以外にも、令和4年から創設された「産後パパ育休」について検討するのもおすすめです。

「産後パパ育休」は、赤ちゃんが生まれてから8週間以内に、最長で4週間(2回までの分割が可能)の育休を取得できる制度となっています。

ただし、分割で休暇を取得する場合でも、原則休業する2週間前までに会社に申し出ることが必要とされているため、妊娠中から検討することが重要です。

7.禁煙する

喫煙は赤ちゃんの発育に影響を及ぼし、以下のリスクが高くなるといわれています。

  • 流産・早産
  • 低出生体重児
  • 常位胎盤早期剥離
  • 周産期死亡(妊娠28週以降の死産と、生後1週間以内の早期新生児死亡)

受動喫煙の場合も、低出生体重児が生まれる可能性が高くなることから注意が必要です。

8.産後の手続きを確認する

赤ちゃんが生まれた後は、以下の手続きが必要となります。

  • 高額療養費
  • 出産育児一時金
  • 出生届
  • 乳幼児医療助成券
  • 児童手当
  • 健康保険の加入手続き
  • 出産手当金
  • 育児休業給付金

生まれてから1ヶ月後に1ヶ月検診があるため、出生届と健康保険証の手続きは速やかに行うようにしましょう。役所で一度に手続きをすると手間が省けるため、必要書類を前もって確認しておき、妊娠中から準備しておくのがおすすめです。

9.入院グッズや赤ちゃん用品を揃える

妊娠後期に入ったら、いつ陣痛がきても良いように、奥さんと入院グッズや赤ちゃん用品を揃えるようにしましょう。妊娠中に重いものを持つとお腹が張ったり、早産のリスクを高めたりする可能性があるため、できる限りサポートすることが重要です。

入院に必要なものは病院の案内を参考にし、ベビーベッドやベビー布団・肌着・チャイルドシート・オムツ・お尻拭きなどの赤ちゃんグッズを用意しておきましょう。

両親学級に参加・父子手帳を交付してもらうのもおすすめ

初めての妊娠で「妊娠中に何をしたら良いかわからない」「赤ちゃんの抱き方やおむつの交換の仕方などがわからない」という方は、両親学級に参加するのもおすすめです。両親学級では、以下の内容を学んだり体験したりできます。

  • 妊娠〜出産までの変化
  • 出産までの流れ
  • 妊娠中の体調管理
  • 妊婦の疑似体験
  • 沐浴やおむつ交換などの体験

両親学級は通院している産婦人科で開催しているケースもあれば、保健センターなどの自治体が開催しているケースも見受けられます。両親学級の開催日時や内容は主催者によって異なるため、産婦人科や自治体のホームページなどをチェックしてみてください。

また、自治体によっては、母子手帳と一緒に父子手帳が交付してもらえるため、活用するのもおすすめです。父子手帳の内容は自治体によって異なりますが、妊娠中の変化や出産後の手続き・子育てに関する情報などが記載されています。

父子手帳を交付している自治体を知りたい方は、こちらから調べてみてください。

まとめ

妊娠中は身体の変化だけではなく、精神面でも不調をきたすことがあります。妊娠が発覚したら、妊娠中の変化やつわりについて理解し、精神的にサポートする・育児休暇について検討する・禁煙することなどが重要です。

「妊娠中にしっかりとサポートできるか不安」という方は、両親学級に参加したり、父子手帳を交付してもらったりするのもおすすめです。

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